懐かしいゲームというのはこれのことです。
内容は、60年代の米国とソ連が宇宙からきた未知の資源を巡って太陽系の惑星やら衛星でドンパチするという完全に硬派でシブいSFゲームですが、発売当時(98年)のPCでもモリモリ動く3Dのファーストパーソン・シューティングゲームで、かつリアルタイムストラテジーゲームでもあるという今でもなかなか無さそうなゲームです。シングルプレイモードとネットワーク対戦モードがあって、シングルプレイは米軍とソ連軍それぞれにシナリオがあり、プレイヤーは様々な司令をこなしていくゲーム、ネットワーク対戦モードはLANやインターネットで繋いでそれぞれ好きにたたかうゲームになります。どちらのモードにしても、プレイヤーは司令官として資源を集めて基地を作り、自軍を強化・防衛して敵を倒すのが大まかな流れになりますが、自分自身が先陣を切って敵陣に突撃してもよいし、ひたすら遠くから戦いを眺めるでもよいという感じで遊びの幅がある、本当に硬派でシブいSFゲームです。
それが20年ちかく経ってSteamでリメイクを果たしMacにまで配信されるようになると言うのは、本当に長きにわたってコアなファンがついている硬派でシブいゲームだということだと思います。いやほんと、プレイしてみると分かりますがとにかく硬派でシブいゲームです。やることは非常にたくさんあって同時にあれこれこなさないと敵にやられてしまうし、ミッションに失敗するとすごい勢いで上官(General なので一番えらい人)が怒ります。かと言って操作自体は単純なので遊びやすくはあります。
これを遊んでいた当時はまだ小学生でしたが、父親がどこからか原版(日本語翻訳版も売られていたそう)を手に入れていて、気がついたら一緒に遊んでいました。 小学生なので当然英語も分からないし、しかも軍隊なのでさらに英語が難しい。ゲームの解説もとくにないしインターネットも無かったので、自分にとってはとにかくトライ・アンド・エラーを繰り返してどうにかミッションをクリアする方法を見つけ出すゲームでした。今ならネットで調べて勘所を抑えれば失敗も少なくクリアできるところでしょうが、そういうわけにもいかなかったし、ゲームを買ってきた父親自身も英語が分かるわけではないので(!)聞くに聞けず、とにかくクリアしたければ自分で何とかするしかない感じがまた面白かったのです。
多分これを遊ばなかったら英語を頑張って勉強する気にもならなかったし、PCそのものもそんなに興味を持たなかったような気もするので、そういう意味でも懐かしいゲームなので、ついテンションが上ってしまいました。