TL;DR
実を言うと私はDrivemode, Inc.を退職します。 突然こんなこと言ってごめんね。 でも本当です。
本日が Drivemode, Inc. に籍がある最後の日になります。お疲れさまでした。 次も変わらず Android アプリのエンジニアで、明日からメルペイで働き始めます。六本木界隈の皆様よろしくおねがいします。
近況について
実のところ、10月中旬からずっと有給消化をしていて、引っ越しをやったり、ジャパンカップ・クリテリウムやツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの観戦をしたり、ジャパンカップのあと LottoNL Jumbo チームのアフターパーティーで選手たちとセルフィーを撮ったり、あとは吉祥寺ニワカを脱するためにハモニカ横丁やらなんやらでランチを楽しんだり、自転車でロングライドをちょくちょくやったりしました。Cafe Kiki という飯能にあるサイクリスト御用達のカフェへド平日に行ってしまい、開いてない悲しみを味わったりもしましたが、私は元気です。その近くにある古民家レストランぽれぽれというオシャレなところでランチを食べたところ、将来古民家で暮らしたい欲が湧きました。
有給消化している間、ほとんどの時間を一人でモクモクとでかけるなり作業するなりしていましたが、その中で自分にはリモートワークはあまり向かないなという気持ちを得ました。もしかするとやり方が違えばまた感想も変わるのかもしれませんが、自分にとっては物理的なオフィスに足を運んで仕事をするスタイルのほうが性に合っている気がします(もちろん、必要に応じてフレキシブルにできるのもも大事なんですが)。
Drivemode での日々について
Drivemode にはアメリカで会社が立ち上がってすぐのタイミングでジョインしたので、日本で仕事をするときは渋谷のコワーキングスペースを借りてやっていました。そのあと表参道にうつり単独でオフィスを構え、そこからさらに東新宿のマンションにうつって現在に至ります。
4年と4ヶ月くらい在籍しましたが、その間アメリカだけではなくルクセンブルクに行ったり、そのついでにイギリスを旅行したり、帰りにパリの空港(CDG)の乗り継ぎで迷子になったり、その当時のアプリがA3というアワードを受賞したときに有名なグラビアアイドルと写真を撮ってもらったり、東新宿にうつって日本のメンバーが増えてからは、オフィスで様々な国の料理が振る舞われたり、急にネットミームが飛び交い始めたり、あと最近はあまりできていなかったけど、DriveKaigi という名前からしてパクリオマージュなイベントもやったりしました。
全く英語をしゃべれないところから、同僚たちにサポートしてもらって徐々に喋れるようになってきて、気がつけば一人でロンドンやらルクセンブルクにいくまでになりました。駅前留学やら語学サポートやら、そういったものも特に使いませんでしたが、とにかく仕事をする上で英語が使えなければどうにもならない環境で少しずつでもしゃべることを覚えていった感じです。
エンジニアとしては、プロダクト初期のカオスのなかで、実現したいことのためにその方法を調べては考え、PoCを組んでうまくいくか試すプロセスはとても興奮する体験です。失敗もたくさんありますが、最終的にうまく動いてくれたときの達成感はこのタイミングだからこそ感じられると思います。
このあたりの話の体系だったまとめが最近ツイッターの連続ツイートでまとめられたので貼っておきます。
1. 来月から転職と区切りがいいので、過去5年間シリコンバレーとサンフランシスコで2つのアーリーステージ・スタートアップを経験して感じた事を一度連続ツイートを通して文章にしてみる事にします。シリーズはangel, seed, seriesA, B, Cまでの経験がメイン。1社目フリーランスで、2社目は社員です。
— Masato (@masato_io) 2018年10月18日
そういえば、DroidKaigi の運営スタッフ業も Drivemode に入社して以後関わっています。気がつけば最古参のひとりになっていて、ここまであっという間だったなと振り返ってみると思います。
次のチャレンジについて
会社規模としてはこれまでと比べて圧倒的に大きくなるのですが、プロダクトのフェーズとしては初期段階のカオスの中を駆け抜けるチャレンジングな時期だと思います。すごい人たちがめちゃくちゃたくさん集まった環境で、それでも自分の存在感や価値を見失わず磨きをかけていける場所での仕事でもあると思っています。
そういえば、Drivemode にいるころから「どこで仕事しているのか」とよく聞かれてきましたが、これまでと変わらずこれからも日本で仕事をします。海外に行く機会は減ってしまうでしょうが……場所はご存知六本木になります。今までは渋谷や表参道、新宿など山手線に近いエリアで仕事をしてきましたが、ついに一歩踏み込んで六本木になります。入社を決意するまで自分が六本木で働くというイメージは全くもっていませんでしたが、引っ越しやら何やらでこれまでよりもアクセスのいい場所を選んでみたらなんとなく実感が湧いてきました。