Infinito Nirone 7

白羽の矢を刺すスタイル

宮森の万策シーン

この記事は SHIROBAKO Advent Calendar 2016 - Adventar 17 日目の記事です。

昨年は杉江さんについて*1書きました。今年は作中に出てくる「万策」について書きたいと思います。 かなりネタバレしてますのでご注意下さい。途中でだんだん語彙力の万策もつきてきてしまって申し訳ないさが半端ないです😭。

万策といえば本田さんですが、一年目えくそだすのみゃーもりも万策尽きそうな場面がたくさんあります。

えくそだす4話のごたごたの始まり

3話の原画があがらず瀬川さんに代わりをお願いしたことで、4話のスケジュールがおすところです。 色指定の新川さん、撮影の佐倉さんに注意を受けたところから始まり、徐々に切羽詰った感が出てきます。 この時のドーナツをどーんと行きたくなるくだりと、たろーにミンチッと心のなかでぼやくシーンのわかりみの深さたるや。

遠藤さんへの依頼

瀬川さんが倒れてしまったことで、遠藤さんに代役をお願いするところ。 「甘いものですか!苦いものですか!権力ですか、名声ですか!」と徐々に畳み掛けるところ、ちょっと茶化した感じもありますが緊迫感が垣間見えます。 ここは山田さんが良い感じに場の空気を緩めてくれていますね。

あるぴんのシーンのリテイク

ぎりぎりになって作画の直しが必要になったところで、辺Pに無茶振りされたときには、万策尽きたっぽく焦りつつも冷静にスケジュールを逆算していました。 その後みゃーもりが認識合わせのやり直しから始めようと言い始めたのは、本当に新人かよってくらいうまい提案でした。 ちなみに、「あるぴんはここにいるんだよ!」と監督があつく語っているところ、井口さんのちょっと呆れつつもしょうがないなぁと思っていそうな顔も最高です。

4話納品まで

リテイク作業が始まり、ぎりぎり納品に間に合うかというタイミングで、別の問題が起こります。 みゃーもりは4話と並行で9話も担当していました。4話のリテイクの仕上げと9話の原画確認から様々な作業があることがここで紹介されます。 ここの長い長いセリフだけでも大変さがにじみ出ていますが、木佐さんの原画の進捗が分からず電話をかけるところから、徐々に疲れが見え始めます。 本田さんが畳み掛けるところは、新社会人の経験を振り返ってみると同じようなことがあったなぁと。

山田さんを秘策で起こし、原画が完成。社内をあちこち駆け回るみゃーもり。杉江さんとぶつかりそうになったり、宅配便のお兄さんに掴みかかったり*2、木佐さんへの電話でブチ切れたり、山田さんに「信じらんねぇ」と言われたり。 この切羽詰まった流れをコミカルさも交えつつテンポよく表現しているのはすごいなと思いました。

最後、サーバのトラブルで4話のリテイクデータが集まらないとなってからいよいよ万策が尽きそうになりますが、矢野さんと興津さんのフォローでなんとか乗り越えます。 たろーがぼやいた「トラブルって重なるもんですね」は本当にそうだなと思わずにはいられない名言ですね。たまにいいことを言うたろー。いいキャラしています。

さいごに

新人が万策尽きそうなときに適切なフォローをどんどん進める本田さん、矢野さん、興津さんのチームワークはすごいですね。 「これからよ、これから」と声をかけた本田さん、いい上司感半端ないです。 そして、みゃーもりの豊かな表情にはどんなに見ても飽きないかわいさがあると思います。

*1:■ - Celeste Engineer

*2:宅配便のお兄さんそこ代わってほしい。